5/14/2009

前の会社のコト

★前段
少し前、無性に前職について書きたくなったので、書いたのですが、
今、UPしなくてもいいかと思い、素原のまま、寝かしておりました。
今日「UPしてもいいんじゃない?」と言われ、素直にUPします。

★本編
2003年に新卒で、小さな制作会社に入りました。
同期がいなくて、寂しい社会人生活のスタートでした。

その制作会社は、所謂「制作会社」とは少々毛色は違っていたけど、
とても優秀な会社(=若くてデキる人間が多いって意味で)。
辞めて4年ぐらい経つけど、今でも、とても優秀な会社だと思う。

一番下っ端のオレは、当然雑用が業務の殆どで、
先輩方は忙しいので、仕事は殆ど教えてもらえませんでした。
Photoshopやillustratorをおろか、パワーポイントすら使ったことがなかったオレは、
使い方を先輩に聞くと、毎回¥500とられた。(これってパワハラじゃねーかな)

来る日も、来る日も、怒られ、
1年半ぐらい過ぎた時に、促されるように社長に「辞める」と告げ、結局2年ちょっとで辞めた。
すぐに退職させられなかったのは、
「次の職を探すためにも、2年は勤めておいた方がいい」という社長の温情だったのかもしれない。

でも、その社長と一番合わなかった。
年上の人と付き合うのことには割と熟れていたると思っていたのだが、
仕事ができる、できない以前に、その人とは何もかも合わなかった気がする。

社長は、メチャクチャ頭のいい人だけど(だから?)、
言ってることがチンプンカンプンだし、
オレのことをずっとバカにしていた、人として。

だから、オレは今でも、その人が大嫌い。
「お前、大嫌い」って真顔で面と向って言えるぐらい。

でも、そこでオレは物凄く成長させてもらった。

その後、大きな制作会社に入ったオレの今の好調ぶり(奇跡とも言う)は、
当時の2年間があったから。

今の会社は人間関係はいいけど、厳しさが足りない。
それ故、自分も(周りも)成長しずらい。
だから、仮に今のオレが前の会社に入っても、
変わらず当時と同じで、何もできずに怒られていると思う。


今は、2、3ヶ月に一回、前の会社がある街に訪れ、
自分を初心に戻し、律するようにしている。
「何もできなかった自分」「毎日、怒られていた自分」を思い出しながら、
伸びかかった鼻を、すぐにへし折ってくれる街を歩く。

辛い思い出が9割を占める前職だけど、
使いようによっては、それなりに効果的。

そんなコトを繰り返しながら、
いつか、その社長とプレゼンでガチンコ勝負をしてみたい。

成長のスピードは今でも社長の方が早いだろうし、
差は開くばかりだから、
50歳を過ぎてスピードが衰え始めたら、勝負をしかけるか(笑)

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