働かないオヤジとしっかり者のオフクロ
下駄を履いて登校する女の子
金勘定する猫
と言えば、じゃりン子チエ。
1980年、朝日新聞にて井上ひさしが絶賛したらしいです。
約30年遅れですが、僕も絶賛したいw
深夜24:30からCSで放送しており、毎日録画しています。
放送時間からして、完全にオトナ向けに放送しているのでしょう。
でも、やっぱり子どもにこそ、見せたい!
オレに子どもができたら、絶対に見せるなぁ。
¥30,000払っても、ボックスセットのDVDを買う価値あると思います。
人情がある。
優しさがある。
厳しさもある。
イジメにも屈しない逞しさもある。
小気味よりやりとりも絶妙。
パーフェクト!
猫のジュニアは、
「か弱い女性をイジメるなんて、下(げ)の下(げ)やで!」と言い放ったり、
チエは祖父に、
「もうちょっと、人の身になって、考えなアカンわぁ」と諭したり、
テツ(定職に就かないオヤジ)とチエのやり取りは
こんなに痛快。
テツ:ちえ、何しとるんやぁ。
はよ、ひょうたん池、行こ。
店なんか休んだらええやないか。
グズグズしとったら、喧嘩終わってしまうど。
チエ:・・・
テツ:ちえ、わしの言う事聞いとるんか?
チエ:何考えて生きてるねん!
テツ:ん?
チエ:なんで、ウチが猫の喧嘩見に行かなあかんねん。
あんまりアホな事、言うとったら愛想つかすで。
テツ:ワシは親やど。
お前は親を脅迫するのか?
チエ:親が働いている少女を、猫の喧嘩に誘うのか?
テツ:お前、そういう本格的な事考えとったら、不幸になるぞ。
チエ:どういう意味や!
こんなやり取り、最高だと思う。
昭和に忘れてきたコミュニケーションの神髄みたいなものが、
凝縮されていると思うんだよなぁ。
とにかく「はだしのゲン」と一緒に、小学校の図書館に置くべき!
今更ながら、じゃりン子チエは名作中の名作!
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