6/22/2011

武器はあるのか

イベントの設営をしていると「何もしてねーな」と感じます。

自分でトンカンするわけでもなく、
ブースのデザインやレイアウトには多少口出しするけど、
パースを起こすのは僕ではないし、図面も書けない。

つまり、何もしてないわけです。

でも、クライアント→広告会社→ボク→施工会社→現場(人工)
という流れで仕事は組まれ、
施工会社の人も、自分でトンカンするわけではなく諸々外注をしているので、
結局手配しているだけという現状。

という話を施工会社の人としていました。
きっとクライアントは、実原価の倍以上の値段を支払っていると思います。

この多重構造のメリットは、
クライアントが丸投げできて手離れがいいという事と、
「仕事にかかる手間の総量」を間に入っている3社で分散してるという事だけです。

今、世の中は、クライアント→現場(人工)という流れになりつつあります。
ボクがクライアントなら迷わずそうすると思います。
クライアントは、これまでより手間はかかるようになりますが、
半額で同じ事ができるようになるので、当然の流れだと思います。

では、間にはいることの意義は何か?

よく“企画力”と言われます。
一理あると思いますが、企画力はクライアントにも充分あり、
超一流を求めなければ、たいていのことは自分たちで出来てしまうという実情。
そして、企画力を売るのであれば、付随する施工など欲を掻いて通さない方が、
クライアントにとって、よほど良心的な協力会社だと言えるのではなかろうか。

そして、我々は、完全な現場(人工)にもなれない。
(個人的にはトンカンしたいけど)

「プロモーションの仕事はなくならない」と確かに思いますが、
プロモーションの仕事に管理会社は必要ない時代はすでに来ていると思う。

さて、どうやって生き延びたらいいのか、今のところボクには分かりません。
この狭い井から大海に放り出された時、
結局僕には何もなかった事を切実に知るのだと思います。

4 件のコメント:

  1. その通りだと思いますよ、ほんと。
    管理会社って表現が気になったけど、プロモって確かに制作してる訳じゃないから、管理会社みたいなポジションなのか。
    Webも一緒だよね。制作会社さんに直で発注する以前に、社内でできることはやる感じになってきてるし。
    なんだろうね。頼めばよし、みたいな文化が強すぎるんでない?
    その間での仕事だってプロフェッショナルだと思うけど。(人によるw
    経験上、その頼めばよしってのが、下から見てるととてもイヤだけど。あんま言うと愚痴になるな。。。

    西くんなら大丈夫でしょー。

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  2. 施工会社の人と話していた結論は、
    「仕事量に対して人口が多過ぎる日本」ってことになったよw

    全うなビジネスモデルになってきたってことだと思うな。極力無駄は省いた方がいいしね。
    その中で、俺は生き残れないと思うけどw

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  3. でも、人口減って経済が回んなくなって給料が下がるという流れがほぼ確定してるというw
    そうなったときに「仕事量に対して人口が多過ぎる日本」に乗じたポジションは、とっても怖い。。。大企業の人材の方が露骨に出るよね。


    時間を守る西くんは生き残れますよ!英語もできるじゃんか!
    コミュニケーションスキルもあるじゃないか!

    俺、ぜんぶできないw

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  4. 人口が減って、広告会社や我々みたいな中間業者がなくなった方が、結果的には経済の為にはいいと思うな。

    英語やコミュニケーション(全然できないけど)が出来ても、きっと意味はないんだよ。そんな人、いっぱいいるし、それを使って何ができるかまで行かないと差別化にならないと思うし。

    頑張ろ。

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