Roger Watersは、元Pink Floydの主要メンバーで、"The Wall"はPink Floydの作品です。この作品は、一般的にはPink Floydの最後の大傑作とされていて、アルバムを通してひとつのストーリーが展開するコンセプトアルバムです。コンセプトの"壁"はコミュニティでの疎外感を表していて、それに沿った重苦しいストーリーが展開されていきます。(映画にもなってます。評価は最低ですがw)
作品発売当時(79年)のライブはセンセーショナルで、wikiによると、ローリングストーン誌に「ピンク・フロイドはロック・コンサートの概念を一夜にして変えた」と評されたとか。
今回のライブも当時の再現とされているのですが、メンバーが違ったり、テクノロジーが発達したこともあって随分違ったと思います。公演中は常時、プロジェクションマッピングで、ストーリーに沿った映像やメッセージ、時には生カメ映像が表示されており、そのスクリーンが“壁”なのです。しかも、その巨大な壁は、公演中に、作業員に扮した人により徐々に建造されていきます。本当にブロック(ハリボテ)をひとつずつ積み上げていきます。
巨大人形の後ろにあるのが初期の壁。
壁がだいぶ出来てきました。
壁が完成し、ここでいったん休憩。
そして後半は壁の前でパフォーマンス
ちなみに、この方、社会主義者なので、随所にその片鱗がでます。このストーリーもそうなんですが。銃乱射の様子は生カメ映像。壁の上の旗を立てたり、演出に抜かりなし。
そして最後に壁が崩壊し、喜ぶ人々。(せっかく作ったのに破壊するなんて、何てコンサートスタッフ泣かせ)
その他、壁に巨大飛行機が激突したり、会場内を巨大な豚が飛行したり色々ありました。この豚は、"The Wall"の前作"Animals"での定義によると、資本家の象徴です。
ステージ演出は某社にもプレゼンに来て頂いたフィッシャー社です。
とにかく、ブログではとても表現できない濃密なライブでした。製作費も相当かかってます。実際、チケット代も過去最高額orz..でしたが、Roger Waters はすでに68歳だし、日本では絶対に見られないので、これを見逃すと後悔すると思ったので参戦しました。
いやー満足満足。
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