7/31/2012

友だちができて

実は、数週間前にアメリカ人の友達ができました。

正確に言うと、日本人とアメリカ人のハーフの大学生です。ワシントンDCから帰ってきた日曜の夜、ガラガラのSubwayに立ち寄った時の店員がその彼で、少し雑談した後、連絡先を聞いたのが切っ掛けでした。そして、事前のやり取りで今日がアルバイトの日だと教えてくれていたので、客が空きそうな21時過ぎに行ってきました。日本語と英語が入り交じったヘンテコな会話だったけど、とりあえず次回は彼オススメの日本食の居酒屋に行く約束を取り付けて別れました。

彼は日本語を話したいし、僕は英語を話したいわけですが、お互いギブアンドテイクで、これからも日英混在の会話スタイルになりそうです。

こんなチャンスを得られた僕は、かなり運が良かったと思います。ハッキリ言って、語学留学でアメリカ人の友達を作るのは至難の業だと思います。恐らく90%の語学留学生は、アメリカ人の友達を作れずに帰国することになると思います。
バーやパブにひとりで行けば簡単に友だちをつくれる、と言う人もいますが、それは難しいと思います。何故か?
バーやパブの場合、横に座る客と会話することになっても、その人がこっちに興味を持ってくれなければ友だちはならないからです。正直、その場だけの会話なら、街中でもなくはないです。そもそも、アメリカ人同士でも、その場に居合わせた人と話し込んでも、友だちにはならないケースが多いです。会話をただ楽しむという習慣がある文化なので、意気投合したり、共通の趣味があったり、利害関係がない限りは、なかなか継続的な関係にはなりません。そして、殆どの語学留学生は、そこまで相手の興味をひくレベルの会話ができません。さらに、アメリカ人にたどたどしい英語で話していると、彼らは露骨に「めんどくせー」みたいな態度をとります。
結果として、相手が何かしら、こっちに興味を持ってくれない限りは 、友だちにはなりにくいわけです。
さらに言うと、1対1の方が友だちになり易いので、常に誰かと行動する癖がある人にとっては、尚更、友だちづくりが難しいと思います。

その意味で、日本人の友だちがおらず単独行動が多く、たまたま立ち寄った店に日本に興味がある店員がいて、空いていて雑談する時間が持てた、という素晴らしい偶然が重なった今回はラッキーだったとしか言いようがないわけです。

ただ、それでも日本人は、そのチャンスを作り易い方だと思います。色々ありますが、日本好きなアメリカ人は比較的多いように思うからです。その点、お世辞にも韓国やアラブ系に興味がある人が多いとは言えないので、彼らの友だちづくりはさらに難しいと思います。
 よく「海外で住んでみて、初めて日本の良さが分かった」と言いますが、これは確かにあります。正確に言うと、日本の良さというよりは、アメリカ人が評価してくれている日本がこれまで築き上げてきた誠実さや勤勉さ、謙虚さが、誇らしくなるという感じです。
そして、そのいいイメージを僕が崩してはいけない、というちょっとした使命感みたいなものも今はあります。色んな側面でアメリカに来て良かったなと思う日々です。

2 件のコメント:

  1. おーよかったね!それにしてももう半年ぐらいたっちゃったか

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  2. ありがとうございますー そうなんです、来月で半年になります。コチラでは同じ事を繰り返す日々なので、月日が経つのは仕事をしていた時の方が早く感じます。

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