「MIT白熱教室」がイケてる!
偶然テレビをつけたら、じいちゃんが“波動”の講義をしていて、MITの物理の授業はなかなか見られるもんじゃないぞとかぶりつきました。教授自ら行う実験による物理現象の紹介が中心で、数式は振動数と速度の関係式だけで、内容的には日本の高校物理レベルでした。“波動” の初回か、物理現象全般を一通り学ぶ一般教養的な位置付けの講義なのかもしれません。
しかし、その実験も教科書に載っているような通り一遍のものだけでなく、特定の振動数の音波による共振でワイングラスを実際に割ってみたり、ヘリウムで声を変えてみたり、徹底していて物理の魅力が凝縮されていました。
知らなかったんだけど、ヘリウムは空気の3倍の早さで音を伝えるので、喉にヘリウムが溜まった状態で声を出すと通常と異なる振動数の音波になり、変った声に聞こえるんだと。
大学の物理学科に進んだ学生は、一年前期の力学で大学物理の洗礼を受け、だましだまし熱力学や物性をやり過ごし、量子力学でとどめを刺されるってパターンが多いと思うのですが、それもこれも数式(数学)がキモです。というか僕はそうでした(笑)
なので、大学1年時の物理の講義では、数式を扱うような内容は避け、魅力的な物理現象を紹介することに止め、先に今後必要になる数学を集中的に学んでもいいかもしれません。
来週の講義は量子力学です。予告編を見た限りだと2重スリットの実験はやっているようですが、それ以外にどんな実験や教え方をしてくれるのか、今から楽しみです。
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