1/22/2012

新宿鮫

最近、新宿鮫にハマっています。1990年に始まり、最新は一昨年から去年まで“ほぼ日”で連載されていた10巻になります。そして、短編集がつい最近発売されました。
簡単にいうと新宿署に勤める一匹狼、鮫島警部(キャリア官僚)が新宿で商いを行う外国人犯罪集団や暴力団と対峙するハードボイルドです。
変則的な読み方をしていて、初めに1巻を読み、直木賞受賞作の4巻“無間人形”、出所した暴力団幹部・真壁が主役と言っても過言ではない7巻“風化水脈”、因縁のライバルとの最終決戦を描いた9巻“狼花”、で、ただいま6巻“氷舞”。主要な巻だけ読めばいいやと思い飛び石的に買っていたら、「この人物は、どんな登場の仕方をしたのだろう」と次々に興味が沸き、深みにはまっております。

フィクションなのですが、警察組織の軋轢や警察と暴力団との関係などはリアルに描いていると思われます。その辺りに興味のある方にも楽しめる作品ですが、登場人物が魅力的ということにこの作品のカリスマ性は集約されています。その登場人物が連鎖的に絡み合っているので、最終的には10巻すべて読んでしまいそうです。これまで、映画化されたりNHKで何度もドラマ化されていることにも納得できます。

さて、最近、短編集というのが発売されました。そんな物があるなど全然知らなかったのですが、その短編も買ってしまいそうです。なぜなら、その物語にあの両津勘吉や冴羽寮が登場しているからです。とりあえず、読み始めた“氷舞”を読み終わってからにしようと思いますが、Amazonのボタンをポチっとしてしまうのは時間の問題なんだろうなぁ。

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