10/29/2011

ギャップ

宣伝会議に興味深い記事があったので、拝借。

プロモーション制作会社(サービス提供側)とクライアントの満足度のギャップです。
マスでもクライアントの満足度は低く、制作会社の満足度が高いという構造は変わらないと思いますが、プロモーションにおけるこのギャップはちょっと痛い。
特にプロモーションの全体管理!

でも、今更という気もする。
プロモーション制作は、難しいわけでも我々じゃないとできない仕事というわけでもない。誰にでもできる仕事の手間・面倒を肩代わりしているような業態であることは、誰もが感じていると思うし、ギリギリ及第点のような施策でも「クライアントさんには満足して頂いて・・・」なんていう顔色とリップサービスから都合のいいように解釈した結論を出すことが殆どです。そんなレベルの仕事に本気でクライアントが満足していると勘違いしていることに業界の慢心があると思う。

じゃ、お前はどうなんだ?と問われれば、僕は自分の仕事にこんな高い満足度を提示しない。前に「社会貢献まで遠すぎる」と書いた記憶があるけど、社会貢献になっていないのに評価されることはないだろう。社会貢献が出来ていないのは僕の実力のなさですが。

このギャップの原因が、制作サイドが井の中の蛙だからなのか、クライアントが実態を理解していないのかは分からないけれど(9:1で前者だと思うけど)、このギャップを埋めない限り斜陽から抜け出す事はないと思う。
自分の仕事にプライドは持つ事は結構だが、過信は禁物だし、社会に置ける位置づけを冷静に分析した方がいいのでは。
プロモーションは本当に社会から求められているのか?
我々じゃないとできない仕事なのか?
業務内容に対して対価(見積もり)は高くないか?と。

10/23/2011

Nudie Jeans

スウェーデンのデニムブランド"Nudie Jeans"に首っ丈です。
サンタモニカで衝動買いしたブラックデニムがカッコよく、かつあまりに履き易かったので、まったく同じものをもう1本買いたいと思っていたのですが、どうやら廃盤になったらしく、残念ながら今では入手困難になりました。
で、先日ショップで超素敵な1本を見つけてしまいました。
高かったので逡巡していますが、これは欲しい!きっと買っちゃうだろうなぁ。

10/17/2011

Google

服装は自由、食堂は無料、出勤は送迎バス、社員の衣類のクリーニングも会社が行う。
言わずと知れたGoogleです。

「何故、そこまでケアするのか?」と言う問いに
「ただ仕事に集中してもらう為で、その他の事に気を遣わせたくない」と
答えていました。

創業当時からの社員(僕と同年代)の女性は、
「何故こんな無名の零細企業に勤めようと思ったのですか?」という問いにこんな回答をしていました。
「最高の切れ者たちと組める」
「すぐに成しえないことをやる(精神がある)」と。

成長企業だからこそできる贅沢なのか、
その贅沢が企業を成長させたのかは分かりませんが、
羨ましい限りです。

僕がGoogleに完全に敬服したのは、ストリートビューを始めた時で、
誰もがあれば便利と思っていながら、
実現には途方もない労力を要するため
「まさか」と思いながら誰もが着手しなかったこのプロジェクトに
着手した時でした。
そして、それ自体が直接的に利益を生まないサービスだったという事です。

ウチの会社では到底無理だと思いますが、
明らかなニーズがそこにあれば、
それに着手できる勇気があるかないかで成功するか否かは決まると思います。
勿論、それは投資になるのですが、
誰もが“アリ”だと思える事には投資してもいいんじゃないだろうか。

先行投資をしない限りは、受注型の業務から脱却する事はないと思います。

10/16/2011

Pain is the source of pleasure.

この前の英会話で、信条の「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」を伝えられず、
もどかしい思いをしました。

前にも書きましたがこの言葉は、小学校1年の入学式の日に
担任の先生から教えてもらった言葉です。

で、英語なんて言うんだろうと調べると、あっさり出てきました。
Pleasure is the source of pain, pain is the source of pleasure.

もう1回書いておこうw
Pleasure is the source of pain, pain is the source of pleasure.

幼かったし、疑いもなくそれを信じたことは人生のファインプレーでした。
落ち込んだり、苦難に直面すると(大して苦難に直面してないけど)
「この後、いい事があるんだ」と考える回路がすでに形成されているので、
心を病むことなく生きてこられました、多分これからも。
逆に、いい事があると、その後が心配になり慎重になったりするけど。

「限りなく透明に近いブルー」に(これも好きな言葉)
「絶望した時に発狂から救ってくれるのは、友人でもカウンセラーでもなく、プライドである」というフレーズがあり、
これも真実だと思いますが、楽観も発狂から救ってくれます。

人生を楽しむには、
落ち込んでも、この次はいい事がある、と思う事と、
当たり前にある事や些細な事から幸せを見出だせる事、だと思う。

10/14/2011

iCloud


どう使ったものかと、iCloud に悩まされております。
前身のサービスは主にWEBメールとストレージだったので分かりやすかったのですが、
どうも iCloud は根本的に違うよう。
とりあえず、ストレージを見つけられないのに困っています。

よく分からないんだけど、
どのデバイスからも共通の情報にアクセスでき、それを使える、
つまりネットワーク環境があれば、
ローカルにどっしりデータを入れておかなくてもOKって事なのかもしれませんが、
旧式のボクにはまだピンと来ていません。

どこからでもアクセス可能と言われても、
会社や外出先から家のパソコンにアクセスしたいとは思わないし、
(逆はある。たまにしてたし)
今は、携帯するデバイスがiPhoneしかないので、
色んなデバイスとの同期といっても大してメリットもない。

と、ここまで書いて見えてきたけど、
iPodやiPhone、iPadは、これまでMac(iTunes)がベースで、
すべてそれを基準に同期やデータのバックアップをしてたけど、
そのベースの役割がiCloudになるってことか。
Macもベースではなくなり枝葉の一つになるってことなのかな。

この環境の変化を、緩やかにではなく急激に要求するあたりが、アップルらしいとも思いつつ、
我々はその要求に応える受け身なので楽なわけですが、
ライフスタイルを変えようとする発想力、牽引力、実行力に、
アップルの底知れぬ可能性を感じたりします。

まだ、その環境になじめそうにないけど、
これを機に、これまでベースとして機能していたMacに入っているデータを一回キレイに整理してみようかと
思っていたりしています。

10/11/2011

Faster-than-light

ネタ的には少々古いですが「光より速いニュートリノ発見?」にかなり興奮しました。

光蔵さんがツイートしたのを見てそのニュースを知り、
英会話に行く途中だったのですが、興奮冷め止まず、
先生にメチャクチャな英語でその興奮を伝えたりしました。

光は文字通りの最速でかつ絶対だと信じて疑わず(多分、殆どの物理学者が)
何十年もそれをベースに研究が進められてきたのに、
ここにきて「光は最速じゃないかも」は驚天動地のサプライズです。
天動説から地動説に変わった時もこんな感じだったのですかね。

しかも、このサプライズが実験から得られた結果だというのが、またステキ。
理論が先行しがちな頭でっかちな物理学で、
理論を覆す実験結果がでたことが嬉しいじゃないですか。

でも、一般相対性理論の正しさも実験で証明されているんだよなぁ、確か。

この実験結果の検証は今行われていると思いますが、
本当に光より速いニュートリノが発見されれば、
物理学の信用問題に関わる程の大事件です。

発表からずっとこのニュースが気になって仕方ないです。
オレが生きている間に、この議論は集結するのかなぁ?


ところで、そもそも、今回のニュートリノを発射した場所から到達した場所までの
正確な距離はどうやって図ったんですかね??

10/10/2011

育成、大切

よく「ひとりで仕事をしている」と言われますが、
別にひとりで仕事をしたいわけじゃないです!

後輩がみな忙しそうなので、何だか頼むのが申し訳なくて、
結果ひとりで仕事をする羽目になているのです。
売上ないから頼めないってのも大きいけど。

どうもウチの会社には、
後輩を育てているというより後輩を使っている先輩が多い気がする。
時に「後輩を育ててること」と「後輩を使うこと」はイコールだと思うけど、
基本的には全然違うのではないだろうか。

自分が楽をしたいから、面倒なことをやりたくないから、
というスタンスが散見される。
というのも、仕事全体を任せるのであればいいと思うのだが(ちゃんと先輩が責任を持てば)、
明らかに面倒なパートだけお願いするというのはどうだろうか。
この前「自分がやるのが面倒だから言ってるんじゃない」みたいな
御為ごかしな発言をした人もいたけど「いや、面倒なんだろ!」とか。

教育の基本として
「(自分で)やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」
という山本五十六の言葉を信じているので(小学生の時からずっと親父がこれを言ってた)
面倒でないと言うなら、まず後輩の目の前で自分でやってみせた方が、
教育のためには絶対にいい。

このままでは後輩の成長は個人のポテンシャル頼みになり(すでになっているけど)
組織崩壊への道にひた走る事になると思う。
若手がいないのであれば、尚一層若手の教育に注力すべきだと思うのだが。

育てる気はなく楽する気なら、後輩を“使わない”方がいい。
そして、そういう使い方をしている先輩を見つけたさらにその上司は、
反発があろうとも、すぐにその関係を断ち切った方がいいと思う。

稚拙な話だが、組織改革の第一歩はそこじゃないのか、とか。


今となってはどうでもいいけど、
僕と一緒に仕事をすると、後輩は色々学べると思うけどなぁ、
とボソリ。

10/06/2011

iSad

今日は書かざるをえない Steve Jobs と Apple の事を。

初めて触れた Mac は 大学の情報処理の授業で使われていたPerforma でした。
そして、それがパーソナルコンピューターに触れた初めての時でした。
時期的にはSJ は復帰していたけど、Mac OSは7.6で、とても使い辛いOSでした。
その後、進んだ理論統計物理の研究室には遺物としかいいようのないNEXTがありました。

そして、大学4年の時に、初めてパーソナルコンピューターを買いました。
限界までローンを組んで買った PowerBook G3 です。今では起動もしませんが、まだ持っています。

その素晴らしさに魅せられ、
初代iPodを初日に買った事でApple への本格的な盲信が始まりました。

iBook G4, PowerBook G4, MacBook Pro と変遷し、
iPod は勿論、周辺機器もApple 一色に染まりました。

SJ の事は何もしらないし、もし SJ が上司なら嫌で嫌で仕様がなくて、
とっくにそんな会社は辞めていると思うし、
実は僕が一番憧れているのは Jonathan Ive だったりするけど、
SJ がいなければ今の僕はおろか今の世界もなかったと断言できます。


もう、何を書いていいか分からなくなってきた。
兎に角、僕は Apple が最高の時代に生きられて本当に幸せだったと思います。

10/05/2011

○○マニュアル

前々から「○○マニュアル、必要なくね?」と言い続けて、
ここにきてやっと、運営マニュアルなしでイベントを実施できそうです。(事故ったりして)
最低限のメモ資料程度で実施します。

運営マニュアルや事務局マニュアルって作ることが目的の最たるもので、
現場だと結局誰も見ないし、
マニュアルに書いてあることは大体考えれば分かることだし、
そもそも、体制図とか関係者一覧とかいる?
みたいな。

イベントや事務局の現場では、自分の職責は限られていて、
マニュアルのページ数的にはせいぜい2ページ分ぐらいの内容だし、
分からないことがあれば、統括している人に聞くわけで、
マニュアルの出番など殆どないわけです。

で、挙げ句、クライアントから“てにをは”の修正指示が来たりしたときは
目も当てられない。
ってなことで、マニュアルが時間と効率を奪っていく元凶だったりします。

もう、今後マニュアル作るの止めませんか?